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九十
早速相手が一筆したためている間
「で、も一つお願いが」
これに下を向いたままの葉隠様
「何でしょうかな?」
「公明正大なる葉隠様ですよって、そちらの菊水なる役人も付けて欲しいんですわ。ま、所謂立会人でんな」
「成程。了解しましたぞ」
「おおきにです」
やがて、書き上がった文を渡された破近
「ホンマ、いろいろとすんまへんでした。さすが公明正大なる」
「そうですとも、この葉隠吉左衛門こそ……」
すでに破近、退出していた。
早速相手が一筆したためている間
「で、も一つお願いが」
これに下を向いたままの葉隠様
「何でしょうかな?」
「公明正大なる葉隠様ですよって、そちらの菊水なる役人も付けて欲しいんですわ。ま、所謂立会人でんな」
「成程。了解しましたぞ」
「おおきにです」
やがて、書き上がった文を渡された破近
「ホンマ、いろいろとすんまへんでした。さすが公明正大なる」
「そうですとも、この葉隠吉左衛門こそ……」
すでに破近、退出していた。
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