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七十三
「その通りで……皆とも斬殺されておりました」
「ひ、ひでえ!」
こんな叫んだ喜助を破近が睨み
「それよりな、おまえは今の己の身を案じや」
「さ、さいでした」
そして真剣そのものの吟味方、再び若き役人に向かって
「去年って、他に大きい事件っちゅうもんはなかったん?」
この問いに、再び頭の中を整理し始めた相手だったが
「……特にこれといったものは」
「そっかあ」
ここで、逆に相手の方から
「鈴木様? 何か思われるところが?」
「その通りで……皆とも斬殺されておりました」
「ひ、ひでえ!」
こんな叫んだ喜助を破近が睨み
「それよりな、おまえは今の己の身を案じや」
「さ、さいでした」
そして真剣そのものの吟味方、再び若き役人に向かって
「去年って、他に大きい事件っちゅうもんはなかったん?」
この問いに、再び頭の中を整理し始めた相手だったが
「……特にこれといったものは」
「そっかあ」
ここで、逆に相手の方から
「鈴木様? 何か思われるところが?」
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