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七十一
これに喜助本人が
「な、な、何ですって?」
同時に、菊やんも目を見開き
「ち、血ではござらぬと?」
「そそ。でな、菊やん?」
「何か?」
「ここまでの老舗の主人がな、突然姿消したんや。噂になったんちゃう?」
相手は、ごもっともと
「町中がその話題で持ちきりになりまして。両替屋襲撃の事なんぞ、いつの間にか」
これに破近の耳が動き
「両替屋襲撃って?」
「その一月前ばかしに、甲斐随一の両替屋である四菱屋が賊に襲われまして」
これに喜助本人が
「な、な、何ですって?」
同時に、菊やんも目を見開き
「ち、血ではござらぬと?」
「そそ。でな、菊やん?」
「何か?」
「ここまでの老舗の主人がな、突然姿消したんや。噂になったんちゃう?」
相手は、ごもっともと
「町中がその話題で持ちきりになりまして。両替屋襲撃の事なんぞ、いつの間にか」
これに破近の耳が動き
「両替屋襲撃って?」
「その一月前ばかしに、甲斐随一の両替屋である四菱屋が賊に襲われまして」
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