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五十八
「おじゃましまんにゃわ!」
入ってきた男の第一声に、不覚にも畳の上に肘をついてしまった葉隠様
「お、おたくが鈴木殿……」
だが顔を上げた途端、他と同様、その容姿に口をあけている。
「あ、半分は蘭国の血が入ってて、元々は大阪ですけんど、今の住まいは江戸ですねん」
こう一気に言われても、何の事だかわからぬ相手
「はあ? で、一体何者ですかな?」
「あ、えろうすんまへん。こう見えても、南町奉行所で吟味方やってまんねん」
「おじゃましまんにゃわ!」
入ってきた男の第一声に、不覚にも畳の上に肘をついてしまった葉隠様
「お、おたくが鈴木殿……」
だが顔を上げた途端、他と同様、その容姿に口をあけている。
「あ、半分は蘭国の血が入ってて、元々は大阪ですけんど、今の住まいは江戸ですねん」
こう一気に言われても、何の事だかわからぬ相手
「はあ? で、一体何者ですかな?」
「あ、えろうすんまへん。こう見えても、南町奉行所で吟味方やってまんねん」
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