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五十一

「どこでやってるん? その小料理屋って」


「あれ? どこだっけ?」


「ま、次いきや」


「へ、へい。で、あっしも鬼霧組と……」


 これに破近


「組の名まで出したんか。で、そん時の皆の反応はどないやった?」


「うーん、やっぱり驚いてた風で……で、貧相な野郎が周五郎で、岩のような体格をした野郎が勘助だって」

 ここで何かを思い出した様子の喜助、突然


「旦那は、ほうとうって食べたことあります?」


「こらまたいきなりやな。何でや?」


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