1374/3502
五十
「で?」
「へい。あっしに何が飲みたいかを聞いてきて……あ、与三郎がです」
「そか。ほな、他の三人は?」
ここで喜助、天井に目を向けながら
「確か勘助と菊代は熱燗で、周五郎は冷だったと……目の前に置かれたのを覚えておりやす」
これに破近、ニヤリと
「思うてたより賢いやん?」
「こりゃどうも……すでに用意されてたもんで。で、自己紹介となり」
「それで他のもんの名を覚えたん?」
「へい。で、菊代は小料理屋の女将でして」
「で?」
「へい。あっしに何が飲みたいかを聞いてきて……あ、与三郎がです」
「そか。ほな、他の三人は?」
ここで喜助、天井に目を向けながら
「確か勘助と菊代は熱燗で、周五郎は冷だったと……目の前に置かれたのを覚えておりやす」
これに破近、ニヤリと
「思うてたより賢いやん?」
「こりゃどうも……すでに用意されてたもんで。で、自己紹介となり」
「それで他のもんの名を覚えたん?」
「へい。で、菊代は小料理屋の女将でして」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。