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三十五
早速甲斐へと入ったお二人さん、まず目指したのは
「鈴木様とやら、お初でございます。鬼霧組の親分とは古くからのダチで、鱈子晩内と申します」
やはり、見るからに迫力のある風采だ。だが破近、いつものごとく
「はいな!」
「か、軽! あ、いえ……で、何やら豚を探しに参られたと?」
「そうでんねん。ついでに男も一人、でんな」
「おや、左様でしたか」
その優先順位にも、特に異を唱えない相手
「で、そちらの綺麗な方が奥方様で?」
早速甲斐へと入ったお二人さん、まず目指したのは
「鈴木様とやら、お初でございます。鬼霧組の親分とは古くからのダチで、鱈子晩内と申します」
やはり、見るからに迫力のある風采だ。だが破近、いつものごとく
「はいな!」
「か、軽! あ、いえ……で、何やら豚を探しに参られたと?」
「そうでんねん。ついでに男も一人、でんな」
「おや、左様でしたか」
その優先順位にも、特に異を唱えない相手
「で、そちらの綺麗な方が奥方様で?」
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