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二十二

 喜助の叫び声で集まってきた、白雪さん以外の面々。目の前の光景に、一言も発せられないでいる。

 そしてようやく与三郎が、今なお背に小刀が突き刺さったままの男の傍に屈み込み


「しゅ、周五郎さん……す、すでに死んでいます」


「し、死んでる、だってえ?」


 目を丸くしているのは菊代。そして勘助も


「や、やられた……って、誰になんだ?」


 そう声を荒げながらも――無論、その目を向けたのは


「ち、違うって! あっしじゃねえって!」


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