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「福引だって? 確かここに……」

 懐を探ってる喜助、すぐに


「ほら、あったあった! 券三枚も!」


「わいにも一枚くれ」


「あ、旦那。いいっすよ」


 そして福引の前までやってきた二人。


「ほな、わいからや!」

 そう言いながら、腕を捲り上げた破近。

 そして、出てきた玉の色は


「お、青やん! こらまた縁起の良い……」


「旦那、おめでとうございます! 五等賞です!」


 笑顔の男から、薪二本をもらった破近


「はあ? これで何せえっちゅうねん?」


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