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四十六

「あれ、誰?」

「知らんなあ」

「変態かあ?」

「危ねえなあ」


 そんな首を傾げている四人に向って、緑丸、声高らかに


「これぞ鷹寄せの術でつ!」


「へ? 鷹って、そのおっさんの名?」

 そして物言いが


「おい、決まりは四対四のはずだろ?」


「でもそっちも、今四人もいるでつ」


「これは分身の術という、ちゃんとした術だぞ! おまえのは、単なる応援じゃないか!」


 だが緑丸、ここは頑として譲らず


「これも、ちゃんとした伊賀忍法でつよ!」


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