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四十三

「あ、はい。あみだで」


「はああ? もう馬鹿馬鹿しいから、速攻で片付けてやる!」

 そして目をつむった鬼やんま


「これぞ虫けら忍法 『四人は仲良し』の術!」


 そして、みるみる増えてくる敵。


「ああっ、鬼やんまが四匹に!」


「あのなあ、ガキよ。一応、四人って言えよ、な!」


「は、はい」


 頷きながらも、相手の影を見極めようとする緑丸。


「何をしてる?」


「はい。影が濃いのが本物だと」


 これには目を丸くした相手


「だ、誰に聞いた!」


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