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四十二

「すみませんでつ。ちょっと食いすぎで、お腹がゆるいんでつ」


「フン。ガキめが……では虫けら四天王の一人、鬼やんま。いざ参る!」


 そう言うや否や、投じられてきた何本もの手裏剣。


「わっ! わっ!」

 避けるのに必死の緑丸が


「せ、正確に狙ってきてるでつ!」


 これに首を傾げる相手


「はあ? あったりめえだろ?」


「じゃあ、僕も」


 緑丸、十字手裏剣を投げてきた――が、やはり


「どこ投げてるんだあ? 本当に選ばれた伊賀者なのかあ?」


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