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三十九

 早速、懐から取り出した饅頭にパクついている緑丸


「ああ、旨かと!」


「ゴクッ」


「メッチャ舌がとろけそうやわ!」


「ゴクゴクッ」


「こ、こりゃあ、ほっぺたが落ちそうだがや!」


 様々な言葉を使って揺さぶってくる緑丸。

 だが、これに相手が反応してきた。


「そ、その饅頭をちょーだゃあ!」




「むしゃむしゃむしゃ」


 必死こいて饅頭を食らってる相手に、これでも人格者のハットリ様が


「おい、デブ揚羽。早く、鬼やんまの得意技を言え!」


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