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三十三
「うむ、確かに。だが相手は、その力士のようなおかまと鬼やんまの二人じゃ。二人一緒に相手をしたら、勝ち目はこれっぽちもない」
これに、素直な少年忍者
「そうでつね」
「おい、緑丸。そこんとこは、嘘でも『いえ、そんなことはないでつ』と言うのがお愛想というものじゃ!」
「え? だ、だって、無理なものは無理でつ」
意気消沈気味の屋敷の中だったが、一方外では――
早速二人の敵さんが、木の高いところより屋敷を見張っている。
「うむ、確かに。だが相手は、その力士のようなおかまと鬼やんまの二人じゃ。二人一緒に相手をしたら、勝ち目はこれっぽちもない」
これに、素直な少年忍者
「そうでつね」
「おい、緑丸。そこんとこは、嘘でも『いえ、そんなことはないでつ』と言うのがお愛想というものじゃ!」
「え? だ、だって、無理なものは無理でつ」
意気消沈気味の屋敷の中だったが、一方外では――
早速二人の敵さんが、木の高いところより屋敷を見張っている。
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