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三十一
だがしぶとい蛸。敵がいなくなったのを見計らって、狼煙を上げ
「み、緑丸……」
「ん? あれは?」
その場へと急ぐ緑丸。やがて、その目に入ってきたのは――
「おお、ヤマアラシでつ!」
「ちゃ、ちゃうし、わいやし」
「先輩でつか。どうしたでつ、その無様な格好?」
「あ、揚羽っちゅう、力士みたいなおかまにやられたわ……」
「なんと? 想像しかねるでつ!」
だがすでに先輩、意識を失っていた。
「んもう! 世話の焼けるタコでつね!」
だがしぶとい蛸。敵がいなくなったのを見計らって、狼煙を上げ
「み、緑丸……」
「ん? あれは?」
その場へと急ぐ緑丸。やがて、その目に入ってきたのは――
「おお、ヤマアラシでつ!」
「ちゃ、ちゃうし、わいやし」
「先輩でつか。どうしたでつ、その無様な格好?」
「あ、揚羽っちゅう、力士みたいなおかまにやられたわ……」
「なんと? 想像しかねるでつ!」
だがすでに先輩、意識を失っていた。
「んもう! 世話の焼けるタコでつね!」
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