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二十六

 その瞬間、蟷螂の周囲で立て続けに爆発が起き


「わっわっわっ!」


 逃げ惑う相手に、緑丸が大声で


「それって、僕の屁こたれの術に引火したんでつ!」



 やがて火も収まり、姿を現した緑丸。


「あらら、伸びてるでつ」


 地面に焦げ焦げで横たわっている蟷螂。そしてその頭は、この当時にしては珍しいアフロだった。




「あと二人やさかい、わいもおまえも一人ずつ片付けたら、そこでしまいや!」


「はいでつ!」


 そして、一旦別れた二人だったが。


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