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二十

「それって明太先輩が吐き飛ばした唾で、そうなったんでつ。それぞ忍法ブツブツ湧かしでつ」


「そ、そうやったんか。だからおまえは、わいと明太丸とが戦ったと思ったんやな?」


「はいでつ。先輩って、敵に催眠術をかけられたんでつね」


 これに顔を真っ赤にした蛸焼丸


「あのおかま野郎め!」


「まさに茹蛸でつね」


「だがな、緑丸」


「え?」


「何でケツの穴が痛いんやろ?」

 そして触れてた指を目の前に持ってき


「ち、血い出てるやん!」


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