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十五

 いきなり、思いっくそぶっ飛ばされた明太丸


「いい、痛かろうもん! なな、なんばすっとね! きき、気でも狂ったとね!」


「フン、まだ喋れるんかい。ほな、もう一発おみまいしたるわ!」


 だがこの瞬間、明太丸も


「ブブブ、ブツブツ湧かしの術!」


 頑張って、口から何やら吐き飛ばしてきた――だが如何せん、噛んだ分だけ遅れをとってしまい、結局どつき倒されてしまった。


 そして蛸焼丸、失神した相手を見下ろし


「ほな、一丁あがりや!」


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