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十四

「眼やて?」


「そうそう。ほら、段々眠くなってこない、カナ?」


「だ、誰が……ぐぅー」


 あっさり寝入ってしまった相手を見て


「これぞ虫けら奥義 毬尾熱途! わかった、カナ?」




 早速、操り人形と化した蛸焼丸。仲間と落ち合う場所までやってき


「おう、明太丸。そっちはどないだ?」


「あ、蛸焼丸。そ、それが、ちっとも現れんとですばい」


「現れないやて?」

 蛸、そう言いながら相手に近づき


「ちゃんとここにおるがなっ! ボコスカッ!」


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