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十二
「もちろんだよ。俺が蟷螂って言ってさ、そっちが」
これに、もう一人の瓜実顔が
「蜩って申します、カナ?」
だが、蛸焼丸も負けずに
「お、おかしな言葉を使いやがって。大体な、蜩さんよ。何や、メッチャ女々しい感じやんか? なあ、ひょっとして、あんさんっておかまか? 当たってるやろが……」
「な、何だって? カナカナカナ」
唇を震わせている相棒に、蟷螂が
「おい蜩、ここは冷静にな。これがこやつの十八番、喋くり連射の術だぞ」
「もちろんだよ。俺が蟷螂って言ってさ、そっちが」
これに、もう一人の瓜実顔が
「蜩って申します、カナ?」
だが、蛸焼丸も負けずに
「お、おかしな言葉を使いやがって。大体な、蜩さんよ。何や、メッチャ女々しい感じやんか? なあ、ひょっとして、あんさんっておかまか? 当たってるやろが……」
「な、何だって? カナカナカナ」
唇を震わせている相棒に、蟷螂が
「おい蜩、ここは冷静にな。これがこやつの十八番、喋くり連射の術だぞ」
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