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十
「ガマの油はいらへんかー」
早速、ガマの油売りに変装している蛸焼丸。
だが先ほどより、一人の男が彼を尾行していた。
「フン、しぶとい奴っちゃ。ほな、あそこの林ん中まで誘ったろか」
そして何食わぬ顔で
「ガマの油はいらへんかー。虫けらには、よう効きまっせー」
そこに頭の悪そうなガキが寄って来て
「ガ、ガマが油売ってる!」
「しばいたろか!」
「おい、いつまでつける気や?」
林の中に入った途端、いきなり振り返った蛸焼丸。
「ガマの油はいらへんかー」
早速、ガマの油売りに変装している蛸焼丸。
だが先ほどより、一人の男が彼を尾行していた。
「フン、しぶとい奴っちゃ。ほな、あそこの林ん中まで誘ったろか」
そして何食わぬ顔で
「ガマの油はいらへんかー。虫けらには、よう効きまっせー」
そこに頭の悪そうなガキが寄って来て
「ガ、ガマが油売ってる!」
「しばいたろか!」
「おい、いつまでつける気や?」
林の中に入った途端、いきなり振り返った蛸焼丸。
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