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「それにしたって、ホンマ汚いまねを。ね、旦那?」


「ハットリ様!」

 蛸焼丸を一喝したハットリ様だが


「じゃがな。巻物を交換した時から、すでに闘いの火蓋は切られておるのだ。乳丸が甘かったにすぎぬ」


「でも、どうやって相手を見つけるのでつ……」


 この時、明太丸が天井に向って


「な、な、何者たい!」


 そして手裏剣を投げたのだが


――すでに逃げられた後だった。


 これにハットリ様


「明太丸よ、今後は口を開かずに行動を起こせ!」


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