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 その夜、野原で相対している二匹の忍者


「わしは虫けら四天王の一人、鬼やんまだ。父親がやんまも漢字にしたかったそうだが、如何せん文字化けしそうでな」


 これに対する


「伊賀の乳丸と申します。虫けら四天王、正々堂々と勝負されたし」


「乳丸とやら、その手にある名前の載った巻物を渡せ」


「では、同時に投げっこしましょう。せーの!」


 放られた巻物を手にした鬼やんまだが、一方の乳丸――


「ボン!」


 受け取った巻物、爆弾だった。


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