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【番外編】 伊賀の緑丸 ばあさす虫けら四天王 の巻 一
次ネタを思いつく間、緑丸の以前の活躍ぶりなどをお読み下さいませ。推理要素ゼロの、情けないくらいのお馬鹿活劇になります。で、やはり1頁ジャスト200文字です。by TAMAKI
ここは公儀隠密統帥、ハットリ様のお屋敷。
今、そこに神童忍者である伊賀の緑丸が呼ばれている。
「早速困った事が起きてなあ」
「はい?」
「実はな、悪名高き虫けら四天王が挑戦してきおってな」
「あの、血も涙も汗もない奴らでつか?」
「そうじゃ。涙は心の汗じゃ」
ここで考え込んだ緑丸、やがて
「強敵ですから、相手にしないでつ」
「じゃがこれを断ったらな、お江戸中に『やーい、伊賀者の弱虫野郎!』ってチラシをまくそうじゃ」