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六十八
吟味方、これを紙に記しながら
「殺めるの殺に、きは気持ちの気。で、ちは鼻血のっと」
「だ、だれが殺気に血だ?」
「あ、すまんこって。怪しいの怪に、鬼畜の鬼に、ちは痴呆のっと」
「だ、だから無理やりすなって!」
で、結局は白々しくも平仮名で記した破近
「で、鉄蔵とは、どない関係やねん?」
「え? あいつって鉄蔵って言うのか。こら知らなんだ」
こんなとぼける男に、怒れる蕾
「嘘こくでねえ! ひそひそ話、こいてたろうがあ!」
吟味方、これを紙に記しながら
「殺めるの殺に、きは気持ちの気。で、ちは鼻血のっと」
「だ、だれが殺気に血だ?」
「あ、すまんこって。怪しいの怪に、鬼畜の鬼に、ちは痴呆のっと」
「だ、だから無理やりすなって!」
で、結局は白々しくも平仮名で記した破近
「で、鉄蔵とは、どない関係やねん?」
「え? あいつって鉄蔵って言うのか。こら知らなんだ」
こんなとぼける男に、怒れる蕾
「嘘こくでねえ! ひそひそ話、こいてたろうがあ!」
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