1229/3502
五十三
「飲み屋の名は?」
「『憩い』だ」
どこまでもぶっきらぼうの男に、物腰低い藤殿が
「その連中とは誰です?」
「ああ。太助に末吉に彦蔵だ」
「住まいは、おたくと同じ錦町?」
男が頷くのを見届けた松、桜のご両人、己の出番と立ち上がり部屋を出て行った。
「フン。裏を取りに行くとはご苦労なこった」
「では、翌々の二十二日の夜は何を?」
「まだあるのか?」
それでもすぐに
「ああ、残念だったな。その夜もやっぱり仲間と飲んでたよ」
「飲み屋の名は?」
「『憩い』だ」
どこまでもぶっきらぼうの男に、物腰低い藤殿が
「その連中とは誰です?」
「ああ。太助に末吉に彦蔵だ」
「住まいは、おたくと同じ錦町?」
男が頷くのを見届けた松、桜のご両人、己の出番と立ち上がり部屋を出て行った。
「フン。裏を取りに行くとはご苦労なこった」
「では、翌々の二十二日の夜は何を?」
「まだあるのか?」
それでもすぐに
「ああ、残念だったな。その夜もやっぱり仲間と飲んでたよ」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。