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四十九
その時、畳を外し床下を調べていた桜、藤の両名が声を合わせて
「壷だって?」
そして桜殿、すぐに蓋を開けると
「こりゃまた!」
これに、破近も上から覗きこみ
「あらま、ぎょうさん銭を貯めこんでからに! 何や、小判までチラホラ見えてるやん!」
そう声を上げ、すぐに振り向いている。
これに仁左衛門、慌てて
「い、いえ、そこまでの小遣いをやった覚えなど……」
「誰もそこまで言ってまへんがな。でな、この手帖見てくれまへんか?」
その時、畳を外し床下を調べていた桜、藤の両名が声を合わせて
「壷だって?」
そして桜殿、すぐに蓋を開けると
「こりゃまた!」
これに、破近も上から覗きこみ
「あらま、ぎょうさん銭を貯めこんでからに! 何や、小判までチラホラ見えてるやん!」
そう声を上げ、すぐに振り向いている。
これに仁左衛門、慌てて
「い、いえ、そこまでの小遣いをやった覚えなど……」
「誰もそこまで言ってまへんがな。でな、この手帖見てくれまへんか?」
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