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四十二
「そやな。で、挨拶の後は何も喋らんかったってな、口利きとうなかったら『このたび越してきました』っちゅう挨拶も普通はせんやろ?」
暫し考え込んだ緑丸、茶に映る自分の顔を見ていたが
「それってもしや、名前だけを相手に植えつけて、逆に風采は植えつけないようにした……と、なるんでつか?」
これに手を打つ破近
「さすが、わいの相棒や!」
「それで孫一さんやらに成りすましたまま……」
「いや、そこはちょこっとちゃうわな」
「そやな。で、挨拶の後は何も喋らんかったってな、口利きとうなかったら『このたび越してきました』っちゅう挨拶も普通はせんやろ?」
暫し考え込んだ緑丸、茶に映る自分の顔を見ていたが
「それってもしや、名前だけを相手に植えつけて、逆に風采は植えつけないようにした……と、なるんでつか?」
これに手を打つ破近
「さすが、わいの相棒や!」
「それで孫一さんやらに成りすましたまま……」
「いや、そこはちょこっとちゃうわな」
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