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四十
緑丸、相手の言わんとする事を見抜き
「あ、だから二本松で吉二郎さんで、最初の一色町での孫一さんとあわせて目をそちらに向けさせたんでつね?」
これに破近、苦笑いし
「そやわな。で、お利口さんがそいつに気づくように、ってな」
「破近様。何だか自虐的に聞こえまつ」
「あっはっは、んだんだ。でな、三番目のも流れとして『ああ、やっぱり今度は三だった!』ってなるわけやねん」
少年、いたく感心して
「とても賢い下手人でつね」
緑丸、相手の言わんとする事を見抜き
「あ、だから二本松で吉二郎さんで、最初の一色町での孫一さんとあわせて目をそちらに向けさせたんでつね?」
これに破近、苦笑いし
「そやわな。で、お利口さんがそいつに気づくように、ってな」
「破近様。何だか自虐的に聞こえまつ」
「あっはっは、んだんだ。でな、三番目のも流れとして『ああ、やっぱり今度は三だった!』ってなるわけやねん」
少年、いたく感心して
「とても賢い下手人でつね」
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