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三十九
「で、でも、殺めた相手の素性を明かしたい下手人なんて」
「そや。そこに、この一連の仕掛けが見え隠れしてるんちゃうかいな?」
「仕掛け? 仕掛け…仕掛け……でつか」
今度は、緑丸が同じように言葉を繰り返している。
「なあ? 最初のんは、巾着見て『ああ、仏さんは孫一なんや』って思うわな?」
「そのとおり、でつね」
「で、二番目も同じく巾着に吉二郎ってあったけんどな、続けてっちゅうのは見方によっては不自然に映るわな?」
「で、でも、殺めた相手の素性を明かしたい下手人なんて」
「そや。そこに、この一連の仕掛けが見え隠れしてるんちゃうかいな?」
「仕掛け? 仕掛け…仕掛け……でつか」
今度は、緑丸が同じように言葉を繰り返している。
「なあ? 最初のんは、巾着見て『ああ、仏さんは孫一なんや』って思うわな?」
「そのとおり、でつね」
「で、二番目も同じく巾着に吉二郎ってあったけんどな、続けてっちゅうのは見方によっては不自然に映るわな?」
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