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二十七

「でな、柳がちゃんとついてるし!」


 これに本人


「名だけでは。それに私、この仕事が好きで」


「そっかあ、残念やな」


 肩を落とす破近に、柳平が頭を下げ


「そろそろ行かないと。ご馳走様でした」



「緑丸、あの人ってそんなに賢いんですかあ?」


「はい。常々破近様が口にされてるくらいでつから」


 これを聞き、何故か腕を組む蕾さん


「態度も良い上に、そこまで知恵のある方なら」


 お?


「冷奴姐さんとくっつけますう!」


――そ、そこかい?


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