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二十六
これに輪をかけたのが蕾さん
「そのとおりですう! 身分やら宗教やら、引いては男と女なんて関係ないですう!」
「お、さすが女だてらに忍びやってるだけのことはあるわな!」
ご主人様、褒めたつもりが
「その、女だてらという言葉もダメですう!」
「こら一本取られたわ!」
おでこを一つ叩いた陽気な男、やはりしつこく
「うちにはな、松に桜に藤に菖蒲っちゅう同心が……あ、萩に桐もおったわな」
これに頷く親分
「やはり花札でしたか」
これに輪をかけたのが蕾さん
「そのとおりですう! 身分やら宗教やら、引いては男と女なんて関係ないですう!」
「お、さすが女だてらに忍びやってるだけのことはあるわな!」
ご主人様、褒めたつもりが
「その、女だてらという言葉もダメですう!」
「こら一本取られたわ!」
おでこを一つ叩いた陽気な男、やはりしつこく
「うちにはな、松に桜に藤に菖蒲っちゅう同心が……あ、萩に桐もおったわな」
これに頷く親分
「やはり花札でしたか」
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