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十二
早速仏さんを検めてる同心三名。
「背より一刺しかあ」
松に近づき目を凝らしているのは、ひょろっとした松殿。ややもすれば同化している。
これに桜殿も
「みたいですな。おそらくは小刀辺りでしょう」
その後、砂の上に横たえられた男。そして、その懐を探っている藤殿が巾着を取り出し
「これが残ってますので、物取りの仕業ではなさそうです」
この時、やってきたのが吟味方と――
「んもう、明智はん! 何をいきなり砂に足とられてまんねん!」
早速仏さんを検めてる同心三名。
「背より一刺しかあ」
松に近づき目を凝らしているのは、ひょろっとした松殿。ややもすれば同化している。
これに桜殿も
「みたいですな。おそらくは小刀辺りでしょう」
その後、砂の上に横たえられた男。そして、その懐を探っている藤殿が巾着を取り出し
「これが残ってますので、物取りの仕業ではなさそうです」
この時、やってきたのが吟味方と――
「んもう、明智はん! 何をいきなり砂に足とられてまんねん!」
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