1173/3502
五十四
だが何も答えてこないお静に向かって、さらに
「金五郎さんにしたってさ、自分の作ったものが何度も人様を切り刻む……こう悲しむに決まってるだろ! 自分の都合ばかし考えるんじゃないよ!」
ここまで一気に捲し立てた姐さん、すぐに手を差し出し
「ほら! 早く渡しなさい!」
一瞬だけ躊躇したようだが、手にしている物を相手に渡したお静。
それを手にし、ようやく腰を降ろした姐さん。だが興奮したせいか、いささか酔いが回っている?
だが何も答えてこないお静に向かって、さらに
「金五郎さんにしたってさ、自分の作ったものが何度も人様を切り刻む……こう悲しむに決まってるだろ! 自分の都合ばかし考えるんじゃないよ!」
ここまで一気に捲し立てた姐さん、すぐに手を差し出し
「ほら! 早く渡しなさい!」
一瞬だけ躊躇したようだが、手にしている物を相手に渡したお静。
それを手にし、ようやく腰を降ろした姐さん。だが興奮したせいか、いささか酔いが回っている?
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。