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四十
「あ、はい。それが」
お花、一つの部屋の方に顔を向けている。
「ああ、お調べ中かいな」
早速、部屋の前までやってきた破近
「失礼しまっさ!」
返事も待たずに襖を開け
「まいど!」
「だ、誰だ? 無礼……」
お調べ中の役人、この青き目と関西弁に声を詰まらせている。
そして
「旦那! やっぱり私の想いどおりに来てくれたんですねえ!」
「そか。わいの想いも一緒やわ!」
破近、この笑顔のまま役人に
「南町吟味与力、鈴木言いまんねん!」
「あ、はい。それが」
お花、一つの部屋の方に顔を向けている。
「ああ、お調べ中かいな」
早速、部屋の前までやってきた破近
「失礼しまっさ!」
返事も待たずに襖を開け
「まいど!」
「だ、誰だ? 無礼……」
お調べ中の役人、この青き目と関西弁に声を詰まらせている。
そして
「旦那! やっぱり私の想いどおりに来てくれたんですねえ!」
「そか。わいの想いも一緒やわ!」
破近、この笑顔のまま役人に
「南町吟味与力、鈴木言いまんねん!」
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