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二十五
「で、その二やけんど」
ここで破近、卓上の小刀を手にし
「これで手首を切ろうとしてもな、あそこまで綺麗にスパッて切れんと思うわ。ま、仮に頑張って切ったとしてもな、相当な時間がかかるのは間違いあらへん」
「じゃあ、その間ずっと血が出っ放しですかあ? たまんないですう!」
この蕾の言葉に頷く破近
「そや、まさしくそこや! 血ってな、動脈と静脈っちゅう二つのもんがあってな」
「動と静、でつか」
緑丸、己の手首を見ている。
「で、その二やけんど」
ここで破近、卓上の小刀を手にし
「これで手首を切ろうとしてもな、あそこまで綺麗にスパッて切れんと思うわ。ま、仮に頑張って切ったとしてもな、相当な時間がかかるのは間違いあらへん」
「じゃあ、その間ずっと血が出っ放しですかあ? たまんないですう!」
この蕾の言葉に頷く破近
「そや、まさしくそこや! 血ってな、動脈と静脈っちゅう二つのもんがあってな」
「動と静、でつか」
緑丸、己の手首を見ている。
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