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十六

 まるで、その言葉を生まれて初めて聞いたかのような母親。そして、ゆっくりと隣に視線を移した。


「その男、知ってまっか?」


 これに


「拝見するのは初めてですが……おそらく名は市蔵かと」

と、ここまで言うのが精一杯の女


「ま、まさかここまで思いつめてたとは」


 こう吐いて、再び泣き崩れてしまった。



 手配された篭屋および棺桶屋と共に去ってゆく母と娘。

 それを見送った破近、今度は目を落とし


「とうとう、あんさんだけになったな」


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