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 墓地に向かう途中、たまたま出くわした親分


「そうですかい。そら旦那も気がかりでしょう」



 目的地に着き、お目当ての場所を探し回る三人。

 やがて、少々離れたところから親分が


「旦那! おそらくはこれかと」


 すぐに駆け寄った破近。その、他とは色の違う土を見て


「間違いないわ」

 そう頷きながら両手を合わし


「すんまへんが、掘らしてもらいまっせ」


 その後、三人で懸命に掘り続けていると――はたして、男女の仏さんが姿を現してきた。


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