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七
「そりゃあ、手首を切った男とおなごの仏を見りゃ……」
破近、これ以上聞くのも無駄と思い、辺りを見回している。と、卓の上には無造作に置かれた一本の小刀が
「それが使われたんかいな?」
「そそ。捨てようと思ってたところ」
その小刀を布に包んで懐に入れた破近、続けて
「で、肝心の仏さんはどこでっか?」
何故にそこまで尋ねてくるのがわからない相手
「部下たちに言って、さっさと無縁墓地に埋めさせましたが……それが何か?」
「そりゃあ、手首を切った男とおなごの仏を見りゃ……」
破近、これ以上聞くのも無駄と思い、辺りを見回している。と、卓の上には無造作に置かれた一本の小刀が
「それが使われたんかいな?」
「そそ。捨てようと思ってたところ」
その小刀を布に包んで懐に入れた破近、続けて
「で、肝心の仏さんはどこでっか?」
何故にそこまで尋ねてくるのがわからない相手
「部下たちに言って、さっさと無縁墓地に埋めさせましたが……それが何か?」
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