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三十七
「フン。何とでもほざけ! どうせ、例の指輪が動かぬ証拠だ!」
語気も荒い役人。それに姐さん
「うーん……あ、でも本当に綺麗な青色してるでしょ? 旦那」
こんなやり取りが、半刻(一時間)以上も続く中
「ひょっとしておまえ、誰かの助けを待ってるんじゃ?」
「おや? そう思われますかい? 実は、勝手な私の想いなんでしょうがね」
ここで姐さん、一点の曇りもなき表情で
「何だかね、馬に乗った王子様が迎えに来てくれそうでしてねえ」
「フン。何とでもほざけ! どうせ、例の指輪が動かぬ証拠だ!」
語気も荒い役人。それに姐さん
「うーん……あ、でも本当に綺麗な青色してるでしょ? 旦那」
こんなやり取りが、半刻(一時間)以上も続く中
「ひょっとしておまえ、誰かの助けを待ってるんじゃ?」
「おや? そう思われますかい? 実は、勝手な私の想いなんでしょうがね」
ここで姐さん、一点の曇りもなき表情で
「何だかね、馬に乗った王子様が迎えに来てくれそうでしてねえ」
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