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五十四
その一刻(二時間)後――入り口前には沢山の戦利品が山積みにされ、その中には
「あ、その狸の置物も持っていってな!」
これに口を開けた置物
「さっきは豚と罵られ、今度は狸と蔑まれ……い、いやそれよりもなにも、何故にこの私がお縄に!」
「そら、おたくが黒豚やからですわ」
とまあ、軽くあしらった吟味方。故意かどうかはいざしらず、無論黒幕が正解だ。
「ほな、みなはん。戻りまっせ!」
そして翌日、奉行所にて一連のお裁きが始まった。
その一刻(二時間)後――入り口前には沢山の戦利品が山積みにされ、その中には
「あ、その狸の置物も持っていってな!」
これに口を開けた置物
「さっきは豚と罵られ、今度は狸と蔑まれ……い、いやそれよりもなにも、何故にこの私がお縄に!」
「そら、おたくが黒豚やからですわ」
とまあ、軽くあしらった吟味方。故意かどうかはいざしらず、無論黒幕が正解だ。
「ほな、みなはん。戻りまっせ!」
そして翌日、奉行所にて一連のお裁きが始まった。
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