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四十七
男を尻目に、せっせと風呂敷を開く柿色の娘さんだったが――
「あれれえ? 紙が何枚か入ってるだけですう?」
すぐに緑丸も顔を寄せて、それらをあらため出し
「みんな同じものでつね……」
そしてさらに
「いわゆる、瓦版のようでつ!」
これに寝かされたままの男、この光景に愕然と
「も、もう駄目だ……こ、殺される」
「え?」
すぐに半身氷男の方を見た緑丸
「殺されるって、誰にでつ?」
だが男、それ以降は一切口を開こうとしなかった。
男を尻目に、せっせと風呂敷を開く柿色の娘さんだったが――
「あれれえ? 紙が何枚か入ってるだけですう?」
すぐに緑丸も顔を寄せて、それらをあらため出し
「みんな同じものでつね……」
そしてさらに
「いわゆる、瓦版のようでつ!」
これに寝かされたままの男、この光景に愕然と
「も、もう駄目だ……こ、殺される」
「え?」
すぐに半身氷男の方を見た緑丸
「殺されるって、誰にでつ?」
だが男、それ以降は一切口を開こうとしなかった。
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