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四十三
一方こちらは、親分の指図通りに岩沼屋を見張っている二匹の忍び。だがそれにしては、柿色と緑色の着物が派手すぎるような?
やがてそこに訪れてきた町人風の男、懐の中に片手を入れたまま、戸口にて注意深く周りを伺っている。
「何だか臭いますう!」
「はいでつ」
しばらくたって再び中から現れた男、やはり辺りに目をやりながら早足で去っていった。
「後をつけますう!」
そして男が次に立ち寄ったのが
「やっぱり、ここでしたかあ」
一方こちらは、親分の指図通りに岩沼屋を見張っている二匹の忍び。だがそれにしては、柿色と緑色の着物が派手すぎるような?
やがてそこに訪れてきた町人風の男、懐の中に片手を入れたまま、戸口にて注意深く周りを伺っている。
「何だか臭いますう!」
「はいでつ」
しばらくたって再び中から現れた男、やはり辺りに目をやりながら早足で去っていった。
「後をつけますう!」
そして男が次に立ち寄ったのが
「やっぱり、ここでしたかあ」
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