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十六
して最後は青助なる、これまた同じような年頃の男だったが
「お初や、阿呆助はん。わいな、吟味方与力の鈴木っちゅう……」
だが、これを中途で遮った相手
「お言葉ですが、青でして」
そして、破近の判で押したような問いが続く中
「あの小刀って、どこで手に入れたんかいな?」
「あ、あの小刀ですかい? 実は三日前、たまたま道に落ちてたものを拾いやしてね」
「ほうほう、たまたまかいな」
何故に破近、ここまで凶器にこだわるのか――
して最後は青助なる、これまた同じような年頃の男だったが
「お初や、阿呆助はん。わいな、吟味方与力の鈴木っちゅう……」
だが、これを中途で遮った相手
「お言葉ですが、青でして」
そして、破近の判で押したような問いが続く中
「あの小刀って、どこで手に入れたんかいな?」
「あ、あの小刀ですかい? 実は三日前、たまたま道に落ちてたものを拾いやしてね」
「ほうほう、たまたまかいな」
何故に破近、ここまで凶器にこだわるのか――
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