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「ええ、そのとおりでして」


 ここ最近これっぽっちも手柄とは縁のない同心、突然猫なで声で


「まあこっちにでも来んさい、お茶でも出すから。何なら、この饅頭も食べる?」


「あ、いえ」


 そしてこの時、やってきたのは


「あ、菖蒲さん。交替の時間ね!」

 こう言った明智さんだったが、すぐに相手の隣の人物を見やり


「誰? その男って?」


 これに、ものすごく嫌な笑いをする菖蒲殿


「フッフッフ……まあ、誰でもよろしいんじゃありません?」


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