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四
「何や、いかにも怪しげやな?」
これに桜殿も頷きながら
「そそ。でね、若い娘の患者に手を出してるとか出してないとか」
「はああ? メッチャ卑怯もんやんけ!」
「あ、でもあくまでも噂だよ、う・わ・さ!」
だが破近、鼻で笑い
「フン、やわ! 火の立たぬとこに何ちゃら、やって!」
そして再び目を落とし
「見てみい? 悪そうな面してるやん!」
思わず顔を見合わせる同心二人。
「面だけで……」
だが
「ほな、これにて捜査は打ち切りや!」
「何や、いかにも怪しげやな?」
これに桜殿も頷きながら
「そそ。でね、若い娘の患者に手を出してるとか出してないとか」
「はああ? メッチャ卑怯もんやんけ!」
「あ、でもあくまでも噂だよ、う・わ・さ!」
だが破近、鼻で笑い
「フン、やわ! 火の立たぬとこに何ちゃら、やって!」
そして再び目を落とし
「見てみい? 悪そうな面してるやん!」
思わず顔を見合わせる同心二人。
「面だけで……」
だが
「ほな、これにて捜査は打ち切りや!」
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