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六十四
「ま、手を下す必要がなくなったさかいな。で、その後に敵さんは女房組二人にも手をかけた……そやけどよもや近くに離れがあって、再びおたくら三人が戻ってくるとは思いもせんかったわけや」
ここで思わず吐く叔母さん
「はあ……にしたって、何と悪知恵の働く二人だこと」
「そうでんな」
そして吟味方、面々に向かい
「ほな中に入って、蜘蛛の巣でも張りまひょ!」
一刻(約二時間)が過ぎ、屋根に上がって見張りをしている蕾
「き、きましたあ!」
「ま、手を下す必要がなくなったさかいな。で、その後に敵さんは女房組二人にも手をかけた……そやけどよもや近くに離れがあって、再びおたくら三人が戻ってくるとは思いもせんかったわけや」
ここで思わず吐く叔母さん
「はあ……にしたって、何と悪知恵の働く二人だこと」
「そうでんな」
そして吟味方、面々に向かい
「ほな中に入って、蜘蛛の巣でも張りまひょ!」
一刻(約二時間)が過ぎ、屋根に上がって見張りをしている蕾
「き、きましたあ!」
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