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六十三
これに、ようやく近づいてきた蕾
「私が、ですかあ?」
「そや。お牧はんを討ち取るはずやった料理を食ったやろ?」
「あ、はい」
「ま、それでも蕾が亡くなったらしめたもんやったんやけど、どっこいこいつには毒が効かへん」
ここで偉そうに
「えっへん!」
「で、端から皆殺しにしてな、問題の三日後にはお滝が戻り、帳尻を合わせる格好で遺産全部を分捕る気やったんやわ」
「では私たちが逃げ出したのが、向こうには好都合だったと?」
これに、ようやく近づいてきた蕾
「私が、ですかあ?」
「そや。お牧はんを討ち取るはずやった料理を食ったやろ?」
「あ、はい」
「ま、それでも蕾が亡くなったらしめたもんやったんやけど、どっこいこいつには毒が効かへん」
ここで偉そうに
「えっへん!」
「で、端から皆殺しにしてな、問題の三日後にはお滝が戻り、帳尻を合わせる格好で遺産全部を分捕る気やったんやわ」
「では私たちが逃げ出したのが、向こうには好都合だったと?」
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