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六十二
頭を捻っている叔母さん。
「ほな、お加世ちゃんはどない?」
「恐らくは、この焼けた仏様が偽者とばれぬようにすることかと」
「大正解やわ! そやから、あの四字熟語になぞらえた風に殺しを見せかけたんや」
ようやく叔母さんも
「あ、火を使ったのを目立たせぬように」
「はいな」
さらに破近が続け
「そやけど、これだけ練った筋書きも中途で変更せざるを得んかった……」
そして木の陰で青ざめている蕾に向かって
「おまえのことやで!」
頭を捻っている叔母さん。
「ほな、お加世ちゃんはどない?」
「恐らくは、この焼けた仏様が偽者とばれぬようにすることかと」
「大正解やわ! そやから、あの四字熟語になぞらえた風に殺しを見せかけたんや」
ようやく叔母さんも
「あ、火を使ったのを目立たせぬように」
「はいな」
さらに破近が続け
「そやけど、これだけ練った筋書きも中途で変更せざるを得んかった……」
そして木の陰で青ざめている蕾に向かって
「おまえのことやで!」
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