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五十八

 はたして恰幅の良い中年男が、頭やら着物やらについた葉っぱを手で叩き落としながら近づいてきている。


「あら誰でっか?」


「見知らぬ方ですが」


 やがて向こうも破近に気づいた様子で、慌てて走ってきた。


「はて? 何故にお役人が?」


「南町で吟味方やってる鈴木でおま」


「ぎ、吟味方ですと?」

 思わず叫んだ男、すぐに頭を下げ


「あ、私は江戸で公事宿に携わっております柿蔵と申します」


 破近、その赤ら顔を見て


「確かに熟してまんな」


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